強度行動障害児支援加算
強度行動障害を有する児童に対し、専門的な知識・技術を持つ職員が支援を行った場合に算定できる加算です。令和6年度改定により、要件の厳格化と評価の拡充が行われました。
単位数
| 区分 | 単位数 | 対象児童(行動関連項目) |
|---|---|---|
| 加算Ⅰ | 200単位/日 | 20点以上 |
| 加算Ⅱ | 250単位/日 | 30点以上 |
※ 加算算定開始から90日以内の期間は、さらに500単位/日が加算されます(初回加算)。
算定要件の詳細
■ 人員配置(研修要件)
- 加算Ⅰ:強度行動障害支援者養成研修(実践研修)修了者を配置
- 加算Ⅱ:強度行動障害支援者養成研修(中核的人材養成研修)修了者を配置
- ※ 令和6年度改定により、加算Ⅰの要件が「基礎研修」から「実践研修」に引き上げられました。
■ 支援計画の作成(必須)
- 強度行動障害児支援計画書を作成し、それに基づいた支援を行うこと。
- 計画は3ヶ月に1回以上見直しを行うこと。
■ 対象児童
- 行動関連項目(12項目)の合計点数が、加算Ⅰは20点以上、加算Ⅱは30点以上の児童。
よくある質問(Q&A)
- Q1. 加算Ⅰと加算Ⅱは併算定できますか?
- A. いいえ、併算定はできません。どちらか一方のみ算定可能です。
- Q2. 初回加算(500単位)の90日間の起算日はいつですか?
- A. 原則として、当該利用者について本加算を初めて算定した日が起算日となります。
- Q3. 研修修了者は常勤である必要がありますか?
- A. 常勤・非常勤は問いませんが、支援計画の作成や助言・指導を行う役割を担う必要があります。